1042、「望月の歌」
Justice does not always prevail.
「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば」
昨日、NHK大河ドラマ「光る海へ」の1シーンで、藤原 道長が、詠んだ歌だ。
権力の絶頂期で得意満面の時期と思われる。
「この世で自分の思うようにならないものはない。満月に欠けるもののないように、
すべてが満足にそろっている」と解釈されている。
道長の時代が、絶頂期であり、その子「頼道」以降は、衰退の一途を辿ることになった。
摂関政治から、院政の時代へと時代の流れと無縁ではない。
武家社会でも、平 清盛が詠んでいる。「平家にあらずんば人にあらず」時代が変わっても、
権力者は、同じ運命を踏襲してしまう。人間の業というものか。
トランプさんも、同じような運命を歩むのか。避けることができない宿命なのか?