365、「いい夫婦」半世紀が過ぎました。
With family,society and world
今日は、11月22日(日)、「いい夫婦の日」らしい。語呂合わせで、面白い。夫婦円満を
表現する言葉として「おしどり夫婦」を使用する場面もある。残念ながら、「おしどり夫婦」と
言われながら、それぞれの道を歩まれる夫婦もおられる。「いい夫婦」とは何か、自分なりの
答えを持っている。夫婦円満の秘訣は、無いということだ。人夫々の、考え方により異なってくる。
自分の親と過ごした時間の2倍以上の時間を過ごしたことになる。それだけでも、感謝に値する。
吾輩の奥方、時たま大それた発言をすることがある。「お父さん、人生とは、錯覚で生きているのよ」
と突然の言葉。ビックリして、奥さんの顔を見た。熱は、なさそうだ。多分、韓流ドラマのセリフの
1節をパクッテ、カッコよく言ってみただけと思う。深く詮索するのは、止めた。
今日、奥方は、朝から美容院に行く予定になっている。美容院の鏡に写る自分自身の美貌、錯覚して
いなければいいが。錯覚を別の言葉で言い換えると「思い込み」も当てはまる。
奥方、変に素直なところがあり、テレビで取り上げられた話題を信じたり、医者に言われたことを
忠実に守ったりする。一度、思い込んでしまったことを、覆すのは、至難の業だ。
何処で仕入れたネタなのか知らないが、お茶漬けをすると胃がんになると思い込んでいるのだ。
結婚して、50年間、堂々とお茶漬けをしたことがない。しぐれ煮で有名な「桑名」は、三重県にあり、
僕の生まれ故郷の四日市に近い。しぐれ煮でいただく、お茶漬けは、何ともいえない味わいがある。
ついでに、奥方の日常生活における素行を書いておこう。難しい話をすると、条件反射的に、奥方は、
眠る癖がある。先日も、話の途中、眠りだしたので声を掛けた。すると奥方すました顔で曰く
「自然に瞼が落ちてくるのよ」。僕は、咄嗟に言ってあげた。「歳をとると、何処もかしこも垂れてくる」
と。奥方、言葉の意味を察したらしく、思い当たる身体の部分に目をやった。
(I have been a married couple for half a century, and I look forward to working with you in the future.)