307、算盤塾の思い出
With family,society and world
小学校時代、算盤塾に通ったことがある。何年生の時か、期間も定かではない。教室は、輪郭として
思い出すことができ、今でも、塾の先生の音声が記憶に残っている。
「ゴハサンニネガイマシテワ」と聞こえた。文字に変換してみると、「ご破算にねがいましては」と
勝手に解釈している。塾での練習方法は、二通りあったと記憶している。一つは、テキストに書かれている
いくつかの数字を自分で目視して計算する。(級が上がるにつけ、数字の桁数が増えていく)
あと一つは、先生が読み上げる数字を計算していく。「5円なり、10円なり、引きましては3円なり」
と言う風に計算が進んでいく。最後は、「しめましては」と言う言葉で計算が終了となる。
そして、次の問題に移る際、算盤玉を、元の位置に戻すことが、「ご破算にねがいましては」になる。
この時の経験からか、いまでも暗算の際、算盤玉を頭にうかぶて計算する。ただ、今、書いていることは、
あくまでも自分の記憶であり、事実と異なるシーンもあると思う。
1970年(昭和45年)社会人になった頃、計算機は、普及していなった。覚えているのは、
レジスターみたいなゴッツイ機械で、チャートの計算をしたことだ。右手でハンドルを廻し、
左手で、何かを、設定していた。今、考えると夢ではないかと想うようなことをしていた。
不思議なのは、前年の1969年アポロ11号が、月面着陸を成功させている。サイエンスの先端と
現実のギャップに今更ながら、驚かされる。
(I remember Apollo 11's landing time on the moon like around noon.)