255、新月から満月まで15日、人の世の移ろいのようだ、
With family,society and world
昨夜、8時頃、奥さんと散歩した。家を出て5分くらいすると東の地平線上に、オレンジ色の大きな
満月に思えるような真丸な月が見えた。奥さんが言った。「今日の月は、キレイなので写真を撮りたい」
と。自宅からカメラを持ってきた。撮るのは、僕の役割となり、奥さんは、カメラアングル等を、
僕に指示する。車の往来がある通り、気をつけながら撮った。僕に対する指示内容「家並みを入れて」
「雲を入れて」、美的感覚のない僕にとっては、訳が分からない、辛い時間となった。
散歩は、自宅前のアップダウンのある道を、往復している。一往復、約10分、4往復を繰り返す。
4往復目、40分くらい経過すると、月の高さは、地平線30度の角度でちょっと南に位置し、
月は、小さく普通の月の色に変化していた。撮影が終わり、普通の散歩に戻った。
奥さんが、当然「貫一、お宮の場面の月、どんな月かしら」と問いかけてきた。
僕は、知る由もなく、小説の内容を答えた。尾崎 紅葉の「金色夜叉」で、貫一が、お宮を蹴とばす
場面での名セルフ「今月、今夜のこの月・・・」等、雑談をして散歩を終えた。
帰宅後、月の年齢が気になり調べた。あの夜は、1月17日で、十五夜の2日前の月と分かった。
1月17日は、冬だ。そういえば、貫一は、マントを羽織っていた。
昨夜、見た月も、月齢13.十五夜まで、あと1,2日。シチュエーションは、似ていた。
(At one time, Mecca Atami, who was once a honeymooner, has no such image.)