216.テレワークに惑わされないリフォーム、不動産を考えよう。
With family,socuety and world
新型コロナの影響により、テレワークが脚光を浴びている。今までもテレワークの流れは、着実に
ビジネスの中に浸透していた。モバイル端末を持ち歩き、迅速な対応等、ビジネスの先端をいく社員は、
実際にテレワークを熟している。今回のテレワークの特徴は、テレの場所が自宅に特化して喧伝されている。
これらの動きが裏付けられるように、「ニトリ」の4月から6月の決算が好調だ。多分、自宅テレワーク用
の備品等の購入が貢献したと思う。住宅・不動産市場にも、少しばかり変化が見られる。
住宅においては、テレワーク用にリフォームを考える人、不動産においては、都心から離れた場所を
探す人も増えている。
僕は、この方向に竿を差さない。社会が過敏になりすぎている感じがする。政治家とか経済評論家は、
生産性の向上と言う言葉を錦の御旗に論じている。実際の経営者からは、テレワークに関する熱のある
言葉を聞いたことがない。経営者も、自宅でのテレワークが定着するとは、確信していない。
3ヶ月、4ヶ月の経験だけで、自宅テレワークの負の部分が見えてこない。
企業統治のあり方でも、カンパニー制・事業部制と揺れ動いている期間もあった。
今でも、分社化・ホールディング制等、経営者は、社会情勢に合わせて変化させている。
現時点において、慌てて個人の生活環境を社会に合わせる必要はないと思う。
会社は、けっこうドライのところがある。勤続10年表彰・20年表彰の規定があっても
不景気になると当然のように、表彰は中止に追い込まれる。
個人がテレワークように投資しても、会社が必要ないと判断した場合、後悔することになる。
(The company is a living thing. We will respond to the changing social situation.
It has nothing to do with the way individuals work.)